どどめせ
岡山県瀬戸内市

語源は「どぶろくめし」
「どどめせ」とは炊き込みご飯に酢を加えた料理で、ちらし寿司の元祖だと言われています。個性的なネーミングですが、その歴史は大変古く、その原型は「どぶろくめし」なるもの。
「どぶろくめし」というのもなんだかスゴイですが、そのおこりについては、なかなかユニークなエピソードが残っています。
遡ること遥か昔、鎌倉時代の末期。
岡山県瀬戸内市の福岡には、当時西国一の賑わいを見せた市場がありました。市場の飯屋で炊き込みご飯を拵えていた時のこと。酔っ払った侍が、いたずら心でしょうか、釜の中に酸っぱくなってしまったどぶろくをドボドボと入れたのです。
そんなことがあったとも知らずに振舞われた炊き込みご飯でしたが、これが旨い旨いと好評。それ以降、この「どぶろくめし」が名物となり、これが訛り縮まって「どどめせ」となりました。
その後、料理に酢を使うようになり、「どどめせ」は「ちらし寿司(ばら寿司)」へと進化。「どどめせ」も長らく郷土の味として愛されてきましたが、生活が豊かになるにつれ、福岡近辺でもいつからか食べられなくなりました。
しかし昭和60年(1985年)ごろ、地元の女性グループが忘れ去られていた「どどめせ」を復刻させます。ダシの味と合わせ酢の味のバランスに苦心しながらも美味しく再現された懐古の味は、現在では気軽に食べることができる郷土の味になりました。
画像引用:公益社団法人 岡山県観光連盟
どどめせを
食べるならココで!

備前福岡一文字うどん
びぜんふくおかいちもんじうどん
香川県によくあるセルフサービスのうどん。岡山でもこのスタイルを愉しめます。もちろんフルサービスのコーナーもあり、そちらでいただく「どどめせ」は486円。シイタケ、干瓢、サヤエンドウ、錦糸玉子といったちらし寿司の具と、里芋、タケノコ、ニンジン、ゴボウ、鶏肉、ちくわといった炊き込みご飯の具が両方全部入っています。酢がしっかり効いた炊き込みご飯という独特な風味、一度お試しあれ。うどんとのセット(どどめせ定食)もあります。
住所 | 岡山県瀬戸内市長船町福岡1588-1 |
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電話 | 0869-26-2978 |
時間 | 10時~19時 |
休み | 水曜、第1火曜、第3火曜 |
P | 有 |
画像引用:公益社団法人 岡山県観光連盟
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